date: 2024-12-17
title: 声の話

いざ書こうとすると日和ってしまう……なんかトピック大きすぎないか?
とか、そういうことを考えてしまう。まあでも雑に書く。

context:

「特徴的な声をしているね」って言われるの、他意がなくても刺さるし、あったら当然刺さる(でも大抵その瞬間は笑顔で「そうかなぁ?あはは」としか言えないのである)(回想)

— hikalium (@hikalium) December 17, 2024
最近プロセカの暁山瑞希の話がTLによく流れてきてしまって、それの流れでこの思考に至る。 まあ、私も一緒だからさ…めっちゃ刺さるんだよね。 私は声が高いままだったから、中高時代はむしろ「低くなりたいとか思わないの?」って言われていた。 それこそ、金八先生のドラマの登場人物みたいに「喉に突っ込んだりしないの?」って半笑いで言われたりね。 要するに、低くなれよ、変だぞ、って言われていたんだろう。 それを気にしてないふりしてヘラヘラ笑ってても、内心は死ぬほど不安で、喉が痛くなるたびに、ああもう終わりかもしれない、ってずっと思っていた。 お風呂に入って、潜って、高い声を出す練習をしたり。 中学の音楽の授業の合唱で、いつも男声パートを一オクターブ上で歌ってたら、先生に発見されて、みんなの前でこう言われたっけ。 「そういうのはな……まず手術してからだな」 「「「わはは」」」 クラスメイトは笑い、私は…さあ、どんな表情をしていたのか。もう忘れた。 冷静に考えると、ひどい話だな…でも、バレないように必死だった。 どうしてそうするのか、その理由は、口に出したら、もっとひどいことになることくらい、予想がついたから。 高校一年の頃には、私の真意を知るクラスメイトが増えたから、流れで、アルトを歌えることになった。 まだ話してない人にも、こう言われた。「なんか、なぜかわからないけれど…おめでとう!って言いたくなった笑」 いいはなし。 でも、高校二年はクラス替えもあって闇だったので、アルトパートのリーダーをつとめるクラスメイトにこう言われた。 「やっぱりどうしても、男子と女子じゃ声の感じ、違うんだよね…だからさ…」 最後まで言わなくてもわかる。私は、テノールをやるよって言った。一歩進んで二歩下がる。あまり強く、言えなかった。 高校三年になるとき、やっと学校が動いて、私の制服は変わったけれど、三年生は合唱に参加しないのが慣例だったので、それで歌う機会はなかった。ちょっと、ざんねん。 大学では、実はほとんど情報公開していなかった。まあでも、話の齟齬は生じなかったはず。 いつも全パートのメロディを覚えるよう努力していたし、それで歌うこともできたから。 でも、やっぱり、言われるときは、言われてしまう。 「声、特徴的だからさ、いるの、すぐわかるんだよね!」 そう、おそらくいい意味で言ってくれる友人。「えー、まじか!」って私は返すけど、内心はめちゃくちゃ怯えてる。 結局逃げられないんですよ。そう言われているような気がして。 そのたびに、心が少しずつ、削れていく。 誰も悪くないのに。 それはきっと、今も変わらない。これからも…。 どうすればいいんだろう。
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